特別講義

成功する人とそうでない人の3つの違い

 

【第一章】

参入する分野の選択

〜6.ネットワークビジネスへの参入〜

続いて、6つ目の参入分野ですが、
これはビジネスで一番大切なモノを失って
再起不能になってしまう可能性が

極めて高いビジネスモデル、それが、

 

「ネットワークビジネス

(MLM※マルチレベルマーケティング)」

 

への参入です

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

ネットワークビジネスは

友だちや知人をなくすから

「やっちゃダメなビジネス」

というイメージがやはり強いです

 

ただ、企業の商品を「紹介」して稼ぐという部分で

一見「アフィリエイト」と同じように感じるのですが、

両者の違いはどこにあるのでしょうか?

なるほど

 

確かにネットワークビジネスと

アフィリエイトのビジネスモデルは

一部似ている部分もあり、

両者を混同してしまっている方も少なくありません

 

しかし、実際は両者には

決定的な違いがいくつか存在するのです

 

そして、それらの違いを理解すれば、

ネットワークビジネスが

決して参入すべきビジネスではない

ということがわかるはずです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

そうなのですね

 

ぜひ詳しく説明していただきたいです

はい

 

ネットワークビジネスに参入すべきでない理由

 

1つ目は

ほとんどのネットワークビジネスの会社は

インターネットでの集客を禁止している

ということです

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

え、そうなんですか?

はい

 

それに対して「アフィリエイト」は、

インターネット上で企業の

商品を代わりに販売するビジネスなので、

この時点で両者には決定的な違いがあると言えます

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど

 

ただ、たまにネットワークビジネスと思われる広告や、

ネットワーカーとおぼしき人がブログやSNSで

説明会に集客しているを見ることがあるのですが・・・

もちろん、会社に許可を得て

広告を出しているケースもなくはないかもしれませんが、

中には会社に無断でネットを

活用している人もいるでしょう

 

もし、許可なくネットで

集客活動をしているのが会社にバレた場合、

最悪除名処分になる可能性もあります

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

そうなのですね・・・

 

いくら集客できたとしても、

組織を除名されてしまったら

元も子もないですから、だいぶリスキーですね

そうですね

 

ただ、現実問題として、

これだけスマホやSNSが普及した現代で

ネットを利用した集客ができないというのは、

とてつもなく大きなハンデを背負わされている

と言わざるを得ません

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

ネットを使えないことは、

やはりビジネスを行う上では不利なのでしょうか?

そうですね

 

個人がビジネス活動に

ネットを使えないということは

事業を効率化・拡大するために必須な

「レバレッジ」を一切効かせることができない

ということを意味しますからね

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

あ、先程の転売ビジネスの回でも出てきた

あの「レバレッジ」でしょうか?

そのとおりです

 

念の為もう一度説明すると、

レバレッジとはいわゆる

「てこの原理」のことで、

レバレッジが効いているということは、

「少ない力で大きな成果を出せる状態」

を指します

 

たとえば、

普通は1000人に連絡を取ろうと思ったら、

一人ひとりに連絡するのを

×1000回繰り返す必要があります

 

しかし、ネットが使える状態、かつ、

もし仮にSNSのフォロワーが1000人いるのなら、

1回何かメッセージを投稿するだけで

1000人にリーチできてしまうわけです

 

この時、たった1回のアクションが

1000人に届くという意味で、

レバレッジが効いていると言えます

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど

 

確かにネットのレバレッジを活用すれば

ネットを活用しないのに比べて

はるかに効率的な集客活動ができそうですね

はい

 

逆にネットのレバレッジを活用できないとなると、

その時点で相当非効率なビジネスモデル

と言わざるを得ません

 

また、集客に使える手段が限られるため、

見ず知らずの人を勧誘するのは難しい

 

そこで、多くの人は

自分の友人や知人を勧誘せざるを得ない、

という状況になります

 

しかし、勧誘された側の

気持ちを考えてみればよくわかりますが・・・

 

久しぶりに昔の友人から連絡があったと思ったら

洗剤や化粧品、サプリメントを急に売り込まれる

 

果たして相手はどんな感情を抱くでしょうか?

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

普通に考えて嫌な気持ちにしかならないですね

そのとおりですね

 

しかも、ネットワークビジネスは

節操なく人脈をマネタイズしていくという

ただでさえネガティブなイメージが定着しているので、

新規で会員を獲得するのは決して簡単ではありません

 

そのため、

新規会員を獲得し続けるには、

毎日毎日ひたすらアポをこなさなければならない

 

ネットワークビジネス=時間的自由が

手に入るビジネスというイメージがありますが、

実際は来る日も来る日も働かざるを得ず、

精神的にも非常にハードなビジネス

であることを理解すべきです

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど!わかりました!

 

他に、ネットワークビジネスが

決しておすすめできない理由はあるのでしょうか?

はい

 

ネットワークビジネスが決して

参入すべきビジネスではない理由

 

2つ目は

自分が勧誘した会員=「ダウン」が

売上を上げ続けないと稼げないモデル

だということです

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

すみません、そもそも

「ダウン」とは一体何でしょうか?

ネットワークビジネスの最大の特徴として、

自分が商品を販売した人が組織の一員になり、

次の販売者になるという点が挙げられるのですが、

これを「ダウン」と言います

 

ネットワークビジネスでは

自分のダウンが売上を上げると、

自分にも報酬が入る仕組みになっています

 

だから、最初に頑張って会員

(ダウン)を増やしていけば

いずれ「不労所得」を得られると

言われているのです

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど、そういう仕組みになっているんですね!

 

一見、非常に合理的なビジネスモデルな気がしますが、

そうでもないのでしょうか?

確かに、勧誘すればするほど、

時間とともに会員(ダウン)の数も増えていくので、

一見収益は右肩上がりを描くという主張は

真実に思われるかもしれません

 

しかし、この手の話には必ずと言っていいほど

「裏」があるので注意が必要です

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

え、一体どういうことですか?

「会員(ダウン)数が増えれば増えるほど、

収益は右肩が上がりに増えていく」

 

という話にはダウンとなった人たちの

「離脱率」が一切考慮されていないのです

 

一度ダウンになったら、

ずっと新規会員を勧誘し続けてくれる、

という前提なら話はわかりますが、現実は違います

 

実際は毎月既存のダウンの何割かは離脱していくので、

その離脱率を上回るペースで新規会員を

集め続けないと収益は増えていきません

 

新規の加入数よりも離脱する会員の数が上回るなら、

収益は伸びないどころか

ジワジワ下がっていくことになります

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

 

ネットワークビジネスの

勧誘自体がネットを使えず非効率で、

さらにはイメージも悪く、

肉体的にも精神的にもハードであることを考えると、

毎月かなりの人数が離脱していく気がしますね・・・

そのとおりです

 

最初の1~2ヶ月は頑張ったとしても、

そこで成果が出なければ

モチベーションはみるみる低下し、

最終的にフェードアウトしてしまうのは

目に見えています

 

なので、MLMで不労所得を構築するためには

自身が勧誘を頑張るだけでなく、

ダウンに成果を出させるための技術指導や、

モチベーションを高めてあげるなどの

「マネジメント」が絶対に必要になります

 

このことからも、

ネットワークビジネス=不労所得で

楽に儲かるビジネスというイメージがありますが、

実際は典型的な「労働集約型」の

ビジネスモデルであることを理解すべきです

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど!わかりました!

 

他に、ネットワークビジネスが決して

おすすめできない理由はあるのでしょうか?

そうですね

 

最後に、

ネットワークビジネスが決して

参入すべきビジネスではない理由の3つ目は

 

ネットワークビジネスはMLMという

「仕組み」への依存度が極めて高く、

それゆえにリスクが高いということです

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

「仕組み」への依存度が高いゆえにリスクが高い?

 

一体どういうことでしょうか?

順を追って説明しましょう

 

まず、 前提として、ネットワークビジネスでは、

勧誘の成功率を少しでも高めるために、

「独自の勧誘ノウハウ」を確立しています

 

たとえば、

ネットワークビジネスで

代表的な勧誘手法に

「ABC」と呼ばれるものがあります

 

ここではABCが具体的に

どんな手法なのかという説明は割愛しますが、

大事なのは、

「アポ取りから勧誘までの一連の段取り」

を事前に細かく指定し、

会員に実践させている、という点です

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど

 

ただ、ノウハウを共有するのは

悪いことではないと思うのですが、

何か問題があるのでしょうか?

そうですね

 

確かに、ノウハウを共有すること

自体は全く問題ないですし、

むしろ「再現性」を高めるためには重要なことです

 

しかし、問題なのは、

ここで教わるノウハウというのは、

MLMという非常に特殊なビジネスモデルだから

成り立つというのが前提にあるため、

MLM以外のビジネスには

ほぼ応用が効かないということです

 

これが、たとえば

「アフィリエイト」に取り組んでいれば、

 

インターネットを活用して

見込み客を集客し、商品を販売する

「WEBマーケティング」という

すべてのビジネスに応用が効く

スキルを身につけることができます

 

本質的なスキルが身につくので、

仮に提携している商品が販売停止しても、

また別の商品を売れば良いですし、

 

企業に対してWEBマーケティングの

コンサルティングをして

お金を稼げるようにもなります

 

しかし、ネットワークビジネスしか知らない

彼らが稼ぎ続けるためには

MLMという「仕組み」に依存せざるを得ません

 

なので、もし大本の会社が潰れたり、

何らかの理由でダウンが全員抜けて

組織が崩壊してしまった場合は、

再起不能になってしまう可能性が極めて高くなるのです

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

 

確かにそれはリスクが高いですね

はい

 

何度も言うように

ネットワークビジネスは

「自由になれる」ことを謳われて

勧誘されることが多いですが、

 

その実態は対面での

セールスありきで収益が増えていく

典型的な「労働集約型のビジネスモデル」です

 

また、節操なく人脈をマネタイズしていくという

ネガティブなイメージが世間に定着しているため、

自分の下にダウンをつけたり、育成するのも

思っているほど容易には行きません

 

ゆえに、収入を上げるためには

自分自身の時間や労力を割かざるを得ませんし、

おまけに、WEBマーケティングのような

普遍的な「稼げるスキル」が身につくわけでもありません

師匠
師匠

ゆっくん
ゆっくん

つまり、まったくおすすめできる

参入分野ではないということですね

そのとおりです

師匠
師匠

 

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