特別講義

成功する人とそうでない人の3つの違い

 

【第二章】

学習方法の選択

〜1.教材で学習する

ここで言う「教材」とは、いわゆる

「ビジネス書」やノウハウ系の

「情報商材」と呼ばれる類のもののことです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

僕もそうですが、

お金を稼ごうと思うほとんどの人が
そういったビジネス書や情報商材を
一度は手にしたことがあると思います・・・

そうですね

 

確かに世の中には良書と呼ばれる書籍や
何十年、何百年と読み継がれる古典が存在し、

時代が変わっても通用するような
普遍的な内容の教材も存在する

これは紛れもない事実です

 

こういった教材を
真っ向から否定するつもりはありません

 

しかし、少なくとも私は
教材で学習するという行為を続けている限り、
大抵の人は大きな成果を上げることはできない
と考えています

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

え、そうなのですか?

 

なぜ、そういった教材で学習しても
たいした成果が出ないのでしょうか?

それには明確な理由があります

 

・・・というのも、

教材で学習することを
自動車教習所でたとえるなら、

 

教習所で配られる教本(教科書)を
ひたすら読むこむだけで
車の運転を覚えようとする行為

 

こういったアプローチとなんら変わりません

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

考えてみてほしいのですが・・・

 

仮に教習所で配られる何冊ものテキストに
マーカーを引き、メモを取りながら
ボロボロになるまで必死に

読み込んでいる生徒がいたとします

 

では、どこからどう見ても

真面目そうなこの生徒は
このようなアプローチを続けることで
はたして実際に車を上手に

運転できるようになるでしょうか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

・・・いや、たぶん無理だと思います

なぜそう思いますか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

う~ん・・・

 

そもそも、

教本を読んで頭で理解することと
実際に運転することは別ものだと思うので・・

そうですね

 

これはゴルフや釣りの本を読んで
いくら知識だけを蓄えたところで
実際にゴルフや釣りが上手くなるわけではない

そんな事実とよく似ています

 

そして、もちろんこれと同じことは
ビジネスにも当てはまります

 

多くの人が真面目に書籍や
情報商材を読み込み勉強を続けることで
いつかは大きく稼げすようになるだろうと
淡い期待を抱いています

 

が、しかし、

いくら書籍や情報商材を読み込んで
真面目に勉強を続けても
実際に稼げるようには
まずならないということです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

確かに、教習所のたとえで考えてみると
教科書を必死に読み込んでも
車は運転できるようにならないし、

ビジネスでも成果が出せないことが

なんとなくわかりますが・・・

 

でも、なぜ教材で学習する行為は
成果につながりにくいのでしょうか?

それは、

書籍や教材で学ぶという学習方法には
大きな2つの落とし穴が存在するためです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

2つの落とし穴ですか?

はい

 

そもそも「稼ぎ方」に限らず
物事を学ぶ際には必ず

「知識レベル」「実技レベル」

両方を高める必要があり、

 

双方を高めない限り
どんなジャンルであっても

成果を上げることはできません

 

しかし、教材での学習では、そのうちの一つ、
知識レベルしか上げることができない

 

これが、書籍や教材に潜む、

1つ目の落とし穴です

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

すみません

 

そもそも
「知識レベル」と「実技レベル」

とはいったい何なのでしょうか?

たとえば・・・

 

教習所で配られる教本を読み込むこと
ゴルフや釣りの本を読み込むこと、そして、
ビジネス書や情報商材を読み込むこと

 

これららはどれもあくまで
「知識レベル」を高めるアプローチなのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

「知識レベル」を高めるアプローチ、ですか?

はい

 

イメーシとしては
自分自身の脳みそという名のコンピューターに
新しいソフトやアプリを
どんどんインストールしていくような行為です

 

つまり・・・

 

新しいビジネス書や情報商材を買ってきて
それを読み込み勉強することは、

エクセルやワードなどのソフトを買ってきて
それを自分のパソコンに入れることと

やってること自体は何ら変わらないということです

 

ただ、エクセルやワードを買ってきて
パソコンにインストールしたからといって、

実際にそれらのソフトを使いこなして

データを解析したり、効果的な資料を作成して
仕事で成果を出すことはできるでしょうか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

・・・いえ、たとえソフトを

パソコンにインストールしたとしても、
それを使いこなせない限りは

成果は出せないと思います

そうですよね

 

ソフトをパソコンにインストールすることと、
それを使いこなせるようになることが
全くの別ものであるように、

 

教材を読み込み知識レベルを高めることと、
それらの知識を実際に使いこなして
成果を出すこともまた、

全くの別ものなのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

確かに、自動車の運転を覚えるのでも、
教本を使って知識レベルを上げるだけでなく、

状況に応じて適切な判断をしながら
実際にハンドルを握りアクセルを踏み
車を運転する実技レベルも上げなければ
運転できるようにはならないですもんね

そのとおりです

 

それと一緒で、ビジネスでも、

書籍や情報商材を使って
知識レベルを上げるだけではダメで、

 

実際にお客さんに商品やサービスを

提供して試行錯誤しながら
自分の実技レベルを向上して

いかなければならないわけです

 

こういったアプローチで

実技レベルを高めていかない限り
いくら教材を使った学習で

知識レベルだけを高めても
いっこうに成果を上げることはできません

 

繰り返しますが、

車の運転だろうとゴルフだろうと
釣りだろうと、そしてビジネスだろうと、

知識レベルだけでなく

同時にその知識を使いこなすための

『実技レベル』も高めない限り
思うような成果を手にすることはできないのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

知識レベルと実技レベル

 

両方を高めることができて初めて
大きな成果を得ることができる

これが学習方法を選択する際には
非常に重要なポイントになるということですね

そのとおりです

 

しかし、このことを知らず、

知識レベルしか上げることのできない
書籍や教材にお金を投資するばっかりに、
多くの人は一向に成果を上げることができないのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

 

ただ、一つ思ったのですが、

それは別に教材自体が悪いというわけではなく、

あくまで教材の「使い方」の

問題なのではないでしょうか?

 

たとえば、

教材で真面目に勉強して知識するのはもちろん、

それだけでなく、そこで身に着けた知識を

しっかりと実践していくことさえできれば、

実技レベルも上がるのではないかと

 

ようするに、ちゃんと実践が伴いさえすれば、
教材で学ぶことも成果につながっていくと

思ったのですが・・・

 

なるほど

 

確かに、考え方としては間違っていません

 

ただ、ここで一つお話しておきたいことは、
その教材で学んだことを

「実践していく」というのが

実は何よりも難しい

 

ということです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

え、そうなんですか?

はい

 

これが教材という学習方法の
2つ目の落とし穴です

 

特にビジネスの場合は
よっぽど能力が高い人でもない限り、

基本的には教材で学んだことを
そのまま実践して成果を出すのは・・・

ほぼ不可能なのです

 

この事実を理解しない限り、

いつまでも教材を買い漁るだけで
成果を出せずに終わってしまうため、

注意が必要です

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

そんな・・・

 

なぜ教材で学んだことを実践するのは
そんなに難しいんでしょうか?

それは・・・

 

教材という学習方法には、そもそも

構造上の致命的な欠点

が存在するためです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

構造上の致命的な欠点、ですか?

はい

 

たとえば・・・

 

月収10万円を稼ぐ人と、

月収50万円を稼ぐ人と、

月収100万円を稼ぐ人

 

もしくは実践して1ヶ月の初心者か、

実践して1年以上の上級者

という分け方でもいいでしょう

 

ゆっくんさんはこれらの人々をひとくくりにして
皆が同じ1つの教材で学ぶことに

疑問を感じないでしょうか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

・・・そう言われてみると、

確かに実績やレベルが違う人たちが
同じ1つの教材で学ぶのは非効率というか、

ちょっと無理がある気がします

そうですよね

 

今はわかりやすいように、

実績やレベルの違いを例に出しましたが、
それ以外のもっと細かい部分で見ても、

 

教材の購入者と言うのは
一人一人が置かれた状況も違えば、

個々が持つ知識や経験値などの
バックグラウンドも全く違うでしょうし、

 

さらに言えば、抱えているニーズや

今必要としている情報も
一人一人全く異なるのではないでしょうか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

確かに、そうですね・・・

また、もっと言えば、

たとえ同じ人であっても、

 

・今日のゆっくんさん
・1ヶ月後のゆっくんさん
・半年後のゆっくんさん

 

はそれぞれのタイミングごとに

必要な情報も全く違ったものになるはずです

 

であれば、本来なら学習カリキュラムや

教材も画一的なものではなく、それぞれの状況や

レベル、ニーズ、タイミングに合わせて
かなり細かくカスタマイズされたものが

求められるはずです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

確かに・・・その通りですね

しかし、一方で、

いわゆるビジネス書や情報商材などは、

「個人の細かいニーズに答える」

という発想では一切作られていません

 

広く一般に販売されているような教材は
なるべく多くの人に購入してもらうことで
売上を最大化しようとしているからです

 

逆に、全く異なるレベルや

状況に置かれている人たちを
できるだけひとくくりにして、
誰が読んでも一定の満足が得られるように
その内容が作りこまれていきます

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

では、この前提を踏まえると、

広く一般に販売される教材は
どんな内容になっていくと思いますか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

えーっと・・・

多くの人が手に取ることを考えると・・・

 

ニッチすぎる話や

個別具体的な話はできないので
おそらく一般論とか抽象的な内容が

その大半を占めることになるのではないでしょうか

そのとおりです

 

広く一般に販売される教材はその構造上、
一人一人が抱える細かいニーズや状況に合わせて
その内容を変えていくことは不可能であるため、

 

購入者一人一人に合わせて
細かくカスタマイズされた内容とは絶対になりません

 

結果として教材を手にとった人が
その内容を実践しようと思えば、
教材の中で語られる一般論や抽象的な話を

 

自分自身の手で自分専用にカスタマイズされた
個別具体的な「行動」にまで

落とし込まなければなりません

 

・・・ただし、それがとにかく難しいのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

それは確かに難しそうですね・・・

たとえば、これがもともと大リーグで活躍する

イチロー選手のような才能があれば、極端な話、

 

「来た球を打つだけ」

 

という抽象的な内容を見ても
それを自分の頭で噛み砕いて理解し、

今の自分に何が足りなくて
明日から何をしなければいけないのか、

 

個別具体的な行動や

練習メニューにまで落とし込んで
実践につなげ打撃力を高めていくことが

できるでしょう

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

・・・

ただ、一方、

そのような一部の天才を除けば
「来た球を打つだけ」というような

抽象的なアドバイスを与えられたところで

 

そこから打撃に必要な要素をすべて理解し、
明日からの個別具体的な行動や

TODOリストに落とし込める人はまずいないでしょう

 

結局よくわからないまま、

ちょろっと実践してみるものの
上手くいかず先に進めずに、手が止まってしまう

 

最終的にはそれ自体を投げ出してしまう
という状態に陥ってしまいます

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

それは、僕自身も経験があります

 

以前、難易度が高い参入分野とも知らず、
SEOでの集客をメインとした

ブログアフィリエイトをやろうとしたとき、
教材の中に書いてある

 

「オリジナリティのある記事を書くこと」
「良質なコンテンツをたくさん作ること」
「記事を書いたらリンクをたくさん貼ること」

 

という抽象的な内容を見ても、

 

じゃあ実際に何がオリジナリティのある記事なのか?

何が良質なコンテンツなのか?
どんなリンクを貼ったらいいのか?

 

それを個別具体的な行動や

TODOリストまで落とし込めずに
手が止まってしまい、
結局何もできずに終わってしまいました

そうですよね

 

教材を買ってみたものの、
ゆっくんさんと同じような問題を抱えて
それを最後まで実践できない人は、
実際かなり多くいると思います

 

ちなみに、ゆっくんさんはそのとき
どんな感情をいだいたか覚えていますか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

・・・

 

そのときはせっかく

数万円というお金を払って
安くない教材を買ったのに、
その内容を実践できずに放り出してしまう自分に、
ものすごく残念な気持ちになりました

 

教材販売者の方にも

「実践できないあなたが悪い」

と言われ、自分はダメなやつなんだと、
自分を責めたい気持ちになりました

なるほど

 

でもそれは、

あくまで一般論や抽象論しか書いていない
書籍や教材という学習方法を選んでしまった時点で
そもそも構造的に無理があったのであって、

 

決して実践できない人が悪いわけではない

 

ということは、ぜひ覚えておいてください

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

 

そう言ってもらえて、

なんだか救われた気がします

確かに教材販売者の中には
その教材で成果を出せない理由として
「内容を実践できない購入者が悪い」

というような主張をする人もいます

 

しかし、私に言わせてもらえれば、

それはナンセンスな話

 

そもそも、

構造上致命的な問題を抱えている
教材という学習方法を選ぶ限り、
よっぽど能力が高い人を除いて
教材の内容をそのまま実践することも
それによって成果を出すこともほぼ不可能です

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

そうだったんですね・・・

ビジネス書や情報商材などの教材は
実践につなげにくく

成果にもつなげにくい学習方法であり、

 

そこにいくらお金を注いでも

いっこうに稼げるようにはならない

学び方であるということは

ぜひ肝に銘じておいてください

師匠
師匠

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