特別講義

成功する人とそうでない人の3つの違い

 

【第三章】

指導者の選択

〜1.天才気質感覚派タイプ

ゆっくんさんに聞きたいのですが、

もし、仮にゆっくんさんの目の前に

 

A:月収500万円
B:月収100万円
C:月収30万円

 

・・・というそれぞれ異なる

実績を持つ3人の指導者がいたとします

 

では、もし仮にこの中から一人を選ぶとしたら
どの人に指導を受けたいと思うでしょうか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

そ、そうですね

えーっと・・・

おそらく、ゆっくんさんが

相当な天邪鬼(あまのじゃく)でない限り、
まず間違いなく、

 

A:月収500万円

 

の実績を持つ人を

指導者に選ぶのではないでしょうか?

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

はい、まあ・・・

そうですよね

 

おそらく同じように
これから本格的に稼いでいきたい人たちに
同じ質問をしたとしても
おそらく9割以上の人は

Aの指導者を選びたいと言うはずです

 

しかし、実はここに

指導者選びの大きな落とし穴があるのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

指導者選びの落とし穴、ですか?

そうです

 

実は今回のようにただ単に
「実績」がすごいから

その人を指導者として選んでしまう
というのは、完全に間違った選び方であり、

 

私から言わせれば
決して実績だけで指導者を選んではいけないのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

え、でもなんで実績のみで指導者を選ぶことが
落とし穴になってしまうのでしょうか?

というのも、

投資やビジネスで大きな成果を出す人の中には

 

天性のセンスや感覚、ないしは

完全な運を味方をつけたことで
実績を作り上げた、いわゆる
『天才気質』で『感覚派』タイプ

 

の人もいるからなんです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

天才気質タイプ、ですか?

はい

 

このタイプの人は理論やロジックうんぬんよりも
とにかくその先天的な才能や能力で
大きな成果を出してしまう傾向にあります

 

言葉に言い表せないが、
なんとなくやって大きな成果が出てしまう、

文字通り天才と呼ばれる人々

 

有名な方で言えば

アップル社のスティーブジョブズは
まさに天才肌の典型と言えますね

 

もちろん、それは素晴らしいことですし、
彼らがプレイヤーとして素晴らしいのは
認めざるをえません

 

しかし、こと指導者として選ぶ際には
注意しなくてはいけないということです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

いったい何が問題なのでしょうか?

彼らの指導者としての欠点をあげるとすれば、それは

自分でもなぜ上手く

いったのかわからないため
そのプロセスを本人が体系立てて説明できない

 

ということです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

自分でもなぜ上手くいったのかわからない?

 

そんなことがあるんですか?

はい

 

むしろ、世の中の多くの成功者たちが
自分でも気づいていない
自らのストロングポイントのおかげで
優れた成果をあげているのです

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

そ、そうなんですか・・・

しかし、このことは自分以外の人間にも
同じように成果を出させることを考えた場合には
致命的とも言える落とし穴になります

 

実際、これは多くの中小企業でも問題になっています

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

中小企業?いったいどうしてですか?

たとえば、先代(親)の社長が天性のセンスだけで
大きくした会社を息子が継ぐ場合、

そんな天才的な親の経営を

子が真似ようとしてもできない

 

そのため、せっかく継いだ会社を
2代で潰してしまう・・・

 

そんなケースは多々あるのです

 

これはまさに、

親がなぜ自分が上手く行ったのか、
そのプロセスを体系立てて

後継者に伝えられない点に
そもそもの原因があります

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

なるほど・・・

で、これはビジネスのメンター選びでも同じです

 

自分自身がなぜ上手くいったのか
本人がその理由がわからない

 

こういったタイプの指導者を選んでしまったら、
まず彼らから教わるノウハウに再現性はない

と考えた方がいいでしょう

 

本人が天性のセンスや

感覚だけで上手くいったのを
真似ることほど難しいことはありません

 

そして、こうした天才気質タイプの指導者の多くが
決まって口にするのが、

 

「俺ができたんだからお前もできるはず」

「俺の背中を見て学べ」

「とにかく量をこなせば結果はついてくる」

 

・・・という、抽象的、精神論的な指導ばかり

師匠
師匠
ゆっくん
ゆっくん

それはキツイですね・・・

こうした指導者を選んでしまった多くの人は
言われた通り必死に量をこなすも
いっこうに成果は上がらない

 

結果として本当は指導者に問題があるのに
自分に才能がないと思い込んでしまう

 

そして、最終的には稼ぐこと自体を諦めてしまう

 

これは非常に残念でなりません

師匠
師匠

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