特別講義
成功する人とそうでない人の3つの違い |
【第一章】
参入する分野の選択
〜3.不動産投資への参入〜
続いて3つ目の参入分野ですが、
こちらも最近は副業として
取り組む会社員が増えている
「不動産投資」への参入です


個人的に、不動産はFXや株と違って
「手堅く稼げるイメージ」がありますが、
実際はどうなのでしょうか?
確かに、もしゆっくんさんが
社会的信用の高い正社員であり
少なくとも年収500万円以上、
勤続年数も最低3年以上ある
こうした最低条件を満たしていて、なおかつ、
スタート初月から稼げるような
即金性をまるっきり捨てて、
5年、10年、15年後の
長期的な収益を待てる我慢強さもある
こういった条件が揃うのであれば
不動産投資も選択肢の1つに
なりえるかもしれません


なるほど・・・
不動産投資をはじめたくても
現実問題できない人もいるんですね
はい
それに、不動産投資は
日々プロがしのぎを削っている
文字通りの「情報戦」であり、
残念ながら良い物件や情報は
一部のお金持ちの間でしか出回らない、
ということをよく理解しておく必要あります


そんな・・・いったいどうしてですか?
何だかかものすごく不公平な気がするのですが・・・
もちろん、そのような
不公平な条件が生まれる背景には
それなりに「理由」があるんです


いったいどんな理由があるのですか?
そうですね、次の質問に答えてもらえれば、
その理由も自ずと理解できるかと思います
たとえば、もし仮にゆっくんさんが
確実に今の資金を2倍にできる
ノウハウを持っていたとして
A:年収100万円
B:年収1000万円
C:年収1億円
この中のいったいどの人に、
その話を持っていきたいと思うでしょうか?


・・・
まず間違いなく貯金1億円のCの人でしょう
AやBの人に話を持っていくことはまずないはずです


・・・すみません
話についていけていないのですが、
いったいなぜAやBの方に話を持っていくことは
ないと断言できるのでしょうか・・・
たとえば、ゆっくんさんがその情報を提供して
受け取れる成果報酬が10%だとしたら、
Cの人に情報を提供すれば、
その人の貯金を2億円に増やすことができるので、
結果的にゆっくんさんは
1000万円の報酬を手にすることができます
しかし、同様の提案を
AさんやBさんに持って行ったとしても、
報酬はそれぞれ10万円と100万円のみ
このように、
もともとの資金が大きい人に話を持っていけば
ゆっくんさんの受け取れる報酬も
それだけ増えるわけです
そうなれば、どう考えてもCの人以外を
選ぶ理由は見つかりませんよね


なるほど・・・確かにそうですね
このような理由から、良い投資物件は
ー部のお金持ちの間でしか出回らず
これから不動産投資を始めようと思う人で
とりわけ、まわせる資金が少ない人のところには
良い物件情報は残念ながら滅多に回って来ないのです
そのため、まわせる資金が少ない状態で
不動産投資を行うのであれば、
この情報格差を埋めるため、
血の滲むような努力をする必要があります


血のにじむような努力・・・
いったいどんな努力をすればいいのでしょうか?
たとえば、
片道数時間かけて車を運転して地方まで出向き、
目ぼしい物件はその周囲の立地も含めて
しらみつぶしに視察する、とかですね
こういった視察を1つの物件ごとに、
毎回休日返上で行っていくことが最低条件で、
仮にそういった地道な視察を繰り返しても
いい物件に出会える確率は、
100件に1件程度
だと考えてください


そんなに低いんですね・・・
はい
また、仮にいい物件が見つかったとしても
その利回りはよくて平均8~10パーセントほど
これくらいが不動産投資で
見込める利回りの限界です
もちろん、ネットビジネスのように
小資本から始めて
利益が数十万〜数百万に達する
ということはまずありません


なるほど、FXや株式投資と同じで、
ここでも利回りの低さがネックになるのですね
実はこのことを理解しないで
不動産投資に参入する人が多いのですが・・・
あの『金持ち父さん貧乏父さん』の著者として有名な
ロバート・キヨサキでさえ
不動産投資を始める前に
別の事業で十分に軍資金を稼いでいます
その上で、あくまで
「余剰金」を運用する1つの手段として、
利回りの低い不動産投資を実践しているのです


なるほど・・・
よって、いつまでも低い給与所得だけで稼ぎ、
サラリーマン大家として少ない余剰金を
利回りの低い不動産投資にまわすだけでは、
本当に十分な経済的自由や
成功を手にすることはなかなか難しい
というのが現実なのです
